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CHANNEL ZERO OUR FAVORITE MUSIC 15

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LEE BENDER「Nomad (Bombino)」

 ブラック・サバスを繰り返し聴きすぎて、何かほかのものに変える準備ができたときに、自分の気持ちをなだめてくれる1枚。それが、アフリカのニジェール出身のアフリカンジャムだ。この音楽には魂の叫びがこもってる。決してお金のための音楽じゃなくて、心の奥底から演奏しているのが聴こえるんだ。それは誰かが俺に、音楽にとって何が一番大切だと思うか、っていう質問の答えでもあるんだよ。Think Dead Moon vs Rolling Stonesみたいなね。片方は、幸運と名声を手に入れて、もう片方はまだ苦労している。Bombinoは今ツアー中だよ。是非チェックしてみてくれ。

JEFF DECKER「THE RUNAWAYS (THE RUNAWAYS)」

 LAのVentura線沿いで育った。その当時、The GERMSと遊んでるっていう噂があった、俺よりも何歳か年上のカッコいい女子高生たちを思い出す。ちょうど同じ時期に、GO-GO’sが地元のパーティーでライブをしていたんだ。これは、認めたくない事実だけど、女の子の叫び声はそんなに悪いもんじゃない。Blondie、X-Ray Specs、Siouxsie そして the Banshees、みんな俺の好きな声を持ったヴォーカルだ。でも、GO-GO’sとTHE Runawaysに関して言えば、彼らは地元のヒーローなんだ! Joan Jettは最終的に有名になった故に、深い苦しみを味わうことになってしまったけど。Let’s hear it for girls!

DEAN MICETICH「What's The Story Morning Glory. (Oasis)」

 このレコードは本当に俺の人生を変え、違うスタイルの音楽に目を向けさせてくれた1枚なんだ。その前までは、俺の人生の大半は1950年のロカビリ―とロックンロールが占めていたんだ。これはOasisがリリースした2枚目のアルバムで、当時俺はまだ15歳だった。1995年、まだ高校生だったね。

 正直、その時の音楽チャートはくそな音楽ばかりだった。だから、現代の音楽をあまり聴いてなかった俺にでさえ、ロックンロールであればすごく新鮮に感じたんだ。俺はOasisの音楽だけじゃなく、彼ら自身をすごく好きだった。彼らはイギリスにカオスを巻き起こしたし、いつも警察のお世話になっていた。すごくやんちゃで、悪い印象が強いけど、すごくロックンロールな考えを持っていると思ったんだ。

 彼らは何も気にしない。酒をたくさん飲んで、いっぱい煙草を吸って、ドラッグをやりまくって、たくさん綺麗な女と寝る。そんな奴らを嫌なやつなんていないだろ? このレコードを聴くたびに、いい思い出が蘇る。何年に作られたとか、誰だとかは関係ない。なんであろうと、良い音楽は、良い音楽なんだよ。

JOSIE PEREZ「Bo Diddley (Bo Diddley)」

 今回、私が選んだアルバムは、1958年にリリースされたBo Diddleyのコンピレーションアルバム"Bo Diddley"。このアルバムはずっと私のお気に入りで、きっとこれからもそうであり続けるわ。このアルバムを聴くと、自動的に白黒の時代へとタイムスリップさせてくれる。気取らずに、スタイリッシュでシンプル。これに収録されているすべての曲が、聴くだけで楽しませてくれるエンターテイメント。そのビートやサウンド、リリックすべてが絶え間なくインスピレーション、クリエイティブな発想を与えてくれるのよ。

 ノスタルジックなアメリカのロマンティック主義。本当のロックンロールだと思うわ。もし、この中で1曲選ばなきゃいけないならば(すごく難しいことだけど)、それは'Ride on Josephine'ね。この曲が大好きだった父を思い出すから。あと'Josephine'は私の祖母の名前で、私の名前はそこからつけられているの。その他の曲も'Down Home Special'、'Bo Diddley is Loose'や'Bring it to Jerome'と最高の曲ばかりで、本当にこれはおすすめの1枚!

OLIVER JONES「Scientific Dub (Scientist)」

 このアルバムは1981年にClock Tower Records.から発売されたんだ。まず、言わなきゃいけないのはScientistはDabシーンのMixerでは、俺の一番のお気に入りで、これは彼のクラシックなアルバムだっていうこと! そして、俺にとってもクラシックな1枚なんだ。King Tubbyのスタジオでミックスされていて、アップビートなサウンドもあるんだけど、心地よさが残ってるんだ。'Baltimore'を使ったリミックスなんだ。あとは'blacka Shade Of Dub'と'Bad Days Dub'かな。でも、本当にScientistの音楽すべては最高にいいんだよ。飛ぶ準備が整ってから聴いてくれ。

TAMMI TIBETAN「Melody's Echo Chamber (Melody's Echo Chamber)」

 フランスの音楽と、ポップミュージックを好きになる理由はたくさんある。でも、もしサイケとフレンチポップが一緒になった魔法――ピュアで正真正銘のマジック。Melody's Echo Chamberは、同じ名前のバンド(Fat Possum Recordsから2012年に発売された)から付けられたもので、ただそれだけ。シンプルなリリックがいくつものエコーの層にくるまれて、夢見心地を届けてくれる。音楽とは、実際の生活を超えていくものであって、そのアーティストが創りだした世界へと聴く人を連れていってくれるもの。

 Melody Prochetは、フランス生まれのリバーヴ・マスター。失恋やゆっくりとした夏の日を思い出させる。このアルバムを聴くときは、大き目なグラスに赤ワインを注いで、すべての窓を開ける。目を閉じて、ただなにも考えずに床に寝転んで聴くのがベストだと思うわ。この音楽には全身をベルベットで包み込むようなムードが詰まっているの。最高でしょ? そして、最高なのよ。

MAX SCHAAF「WARSAW (Joy Division)」

 たぶん15年ほど前だったかな。ニュージーランドのスケートトリップの帰り、俺は車の後部座席に乗っていたんだ。その日はずっとドライブしっぱなしで、かなり夜も遅かった。すごく暗い夜だったよ。というのも街の照明がひとつもないところまで、ずっとドライブしていたからね。車なんて1台もいなかった。運転するやつが運転中にかける音楽を選ぶんけど、一緒に乗っていたVansのチームマネージャーとして働いてるPatが、最高の音楽を幅広いジャンルから選んでかけていたんだ。その当時のものや、古いパンクやポストパンク。

 俺は少し寝っちゃってたんだけど、最高にかっこいいパンクで目が覚めたんだ。でも、ただのパンクではない。それで俺は「これ何?」って叫んだら、彼はただ「warsawだよ」って。そのあとはもちろんJoy Divisionの話で盛り上がったよ。このアルバムは1978年に彼らが初めてレコーディングしたアルバムで、1994年まで発売されなかったっていう話はそこで初めて聴いたよ。最高にいいアルバムだよ。

媒体:ROLLER magazine vol.15

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