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創業100周年を迎えたベントレーのマスターピース/S2コンチネンタル・フライングスパー

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1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur
1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur

2019年に創業100周年を迎えた英国のラグジュアリーカーブランド、ベントレー。同社の歴史には燦然と輝く記念碑的なモデルが数多く存在するが、60年前の1959年に発売されたS2コンチネンタル・フライングスパーもそのひとつに数えられる。

ロンドンのコーチビルダー"H.J.Mulliner(H.J.マリナー)"の生み出した S2コンチネンタル・フライングスパーは、当時世界で最も豪華で革新的なサルーンとして高い称賛を受けた1台だ。

1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/コーチビルダーH.J.Mullinerのネーム
戦前からベントレーのモデルを数多く手がけてきたコーチビルダー"H.J.Mulliner"。
20世紀初頭にHenry Jervis Mullinerが創業したカンパニーだ。
1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/スタイリング

S2コンチネンタル・フライングスパーのパワーユニットに選ばれたのは、それまでのS1シリーズに搭載されていた6気筒エンジンは異なり、新たに設計された6,320ccのOHV V8エンジンだった。シリンダーブロックとシリンダーヘッドは軽量なアルミ合金製で、油圧式タペットも備える当時の最新式エンジンは巨大な車体を200km/hオーバーにまで導くパワフルなものだった。

1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/インテリア1
1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/インテリア2

また、フルオートマチック・トランスミッション、 パワーステアリング、電動調整式ライドコントロール、電気式のリアウィンドウデミスター、プッシュボタン式ウインドーリフトなど、60年前のモデルながら現代のモデル同様の装備を数多く搭載していた。

100年にも及ぶベントレーの長い歴史のなかで、このS2コンチネンタル・フライングスパーが「革新的な高級車の象徴」として位置づけられているのはそうした理由からでもある。

1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/デザイン
クラフツマンシップの息づくダッシュボードとウィールナット。
当時の他モデルとは一線を画すデザインが各部に採用されていた。

1959年から1962年まで1,900台以上が手作業によって製造され、世界各国の顧客の元へ旅立っていったS2。"フライングスパー"の名称は現在のベントレーにも引き継がれているが、新時代の高級サルーンとしての存在意義を確立したS2コンチネンタル・フライングスパーは、その輝きを失うことのない永遠のマスターピースである。

1959 BENTLEY S2 Continental Flying Spur/Bentley's winged "B" badge

2019年7月10日にベントレーは創業100周年を迎える。このメモリアルイヤーを祝うべく、2019年は世界中でイベントの開催が予定されているという。

photo : BENTLEY
text : Ryo Tsuchiyama

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