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中央区の老舗ギャラリー・西村画廊が「OIL by 美術手帖」に参加。彫刻家・三沢厚彦らの作品を販売開始

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「美術手帖」が運営するアートECサイト「OIL by 美術手帖」へ、東京・日本橋にあるアートギャラリー「西村画廊」の新規出店が決定した。

1974年に開廊、デイヴィッド・ホックニーやピーター・ブレイクなど、当時まだ日本では馴染みが薄かったイギリスの現代美術をはじめ、舟越桂、小林孝亘、三沢厚彦、町田久美、曽谷朝絵、指田菜穂子など、日本美術界を牽引する作家たちを積極的に紹介してきた西村画廊。開廊45周年を記念して、所属作家の新作を展示するグループ展を開催中の本ギャラリーから今回出品されたのは、三沢厚彦、小林孝亘、町田久美の作品。同グループ展にも参加している3名の作品のウェブでの購入が可能になった。

三沢厚彦《animal 2008 (Elephant)》(2008)Courtesy of the artist and NISHIMURA GALLERY

■三沢厚彦(みさわ あつひこ)
1961年京都府出身の彫刻家。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。樟(くすのき)の丸太から白クマ、トラ、ネコ、キリンなどの動物を彫り出し、油絵具で彩色した「ANIMALS」シリーズを手がける。ほぼ等身大、あるいはそれ以上のサイズで制作された動物たちにはユニコーンをはじめとする架空の動物も含まれる。
​そうした動物の彫刻にフォーカスした個展「ANIMALS」を、これまで全国十数ヶ所で開催。また17年には、彫刻家の舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家の浅田政志とコラボレーションを行った展覧会「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」を渋谷区立松濤美術館にて開催。同メンバーはアーティストユニット「アニマルハウス」として、道後オンセナート2018(道後温泉およびその他周辺エリア)でも作品を展示した。これまで参加した主な展覧会にあいちトリエンナーレ2010、「ペコちゃん展」(平塚市美術館、2015)、「生きとし生けるもの」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2016)など。


小林孝亘《Portrait-white shirt》(2007)Courtesy of the artist and NISHIMURA GALLERY

■小林孝亘(こばやし たかのぶ)
1960年東京都出身。愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業。大学卒業後の活動初期には、外界との接触を極力避けていた自分自身を、「潜水艦」というモチーフに投影し、9年間にわたって繰り返し描画。95年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催した「水戸アニュアル '95―器と物差し」では、柔らかな木漏れ日に包まれた公園の水飲み場や犬などを描いた作品を発表するなど、自身の内面の移り変わりによって作品を変化させていった。96年文化庁芸術家在外研修員としてバンコクに滞在。90年代後半より、器や枕など日常的なものを題材に、普遍性と光に重点を置いた絵画を制作。一貫して具体的な題材で作品を仕上げてきた。主な個展に「小林孝亘展-終わらない夏」(目黒区美術館、2004)「小林孝亘展-私たちを夢見る夢」(横須賀美術館、2014)。主な展覧会に「絵画の庭−ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪、2010)、「画家の詩、詩人の絵」(平塚市美術館ほか、2015-16)、「エッケ ホモ 現代の人間像を見よ」(国立国際美術館、大阪、2016)など。

町田久美《千歳飴》(2017)Courtesy of the artist and NISHIMURA GALLERY

■町田久美(まちだ くみ)
1970年群馬県出身。多摩美術大学絵画科日本画専攻を卒業。和紙や墨、胡粉、岩絵具など、伝統的な日本画の素材、技法を用いながら、ポップでシュールなキャラクターを描く。一見すると大胆に引かれたかのように見える墨の線は、細い線を何重にも重ねたもので、繊細な作業の繰り返しが力強い画面構成を生み出している。2006年には大原美術館(岡山)のアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「ARKO」で滞在制作を行った。07年に香港のソヴリン・アジアン・アート・プライズ 2007を受賞、14年には第24回タカシマヤ美術賞を受賞した。主な個展に「町田久美─日本画の線描」(高崎市タワー美術館、2008)など。

■OIL by 美術手帖/ https://oil.bijutsutecho.com/

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